広島県が作成した、観光キャンペーンのHP。
おしい!広島県
この中に、「鞆の浦」の記述があります。
しかし、この中に、若干、正確でない記述があります。
HPの中では、「鞆の浦」を、
「国民的アニメの舞台になったとも・・」
とあります。
福山市民からすると、こういう表現は、
気持ち的には十分あり得るし、
作者である宮崎駿氏に、「“舞台”です」と「言ってほしかった・・・」
という気持ちをお持ちの福山市民は多いと思います。
正直、わたしもそう思っています。
しかし、私が確認した限りでは、
「舞台」という表現は、作者自身は一度も使っていないはずです。
作者は、「インスピレーションを受けた(旨)」という言い方をしています。
そういう意味では、「おしい」という表現は、ぴったりです!!
しかし、これを「舞台」と言い切ると、
作者の意図とは、若干ずれるとおもいます。
この「インスピレーションを受けた」という言葉は、
クリエイティブなお仕事をする人間からすると、
非常に‘ポジティブ’な言葉です。
「舞台」という言葉より、
より「神聖」な言葉です。
私たちは、
作者があえて、「インスピレーション」というコトバを使った真意を、
理解すべきです。
「鞆の浦で、作品のインスピレーションをうけた。」
これが、事実であり、作者の意図に完全に沿った表現だと思います。
(ふくやまひろし)
「崖の上のポニョ」関連ニュース(YOMIURI ONLINEより)
0 件のコメント:
コメントを投稿